SimLex ERPシステムモジュール図
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なぜERPシステムが重要なのか
ERPシステムは生産管理・販売管理システムと会計システムが1つの連携したシステムです。なぜ1つのシステムである必要があるのでしょうか。もし、生産管理・販売管理システムと会計システムが別々のシステムなっている場合、いくつかの問題点が発生します。
①生産管理・販売管理システムと会計システムとの間でインターフェイスソフトが必要となります。インターフェイスの内容は、マスタ連携・売掛金・買掛金などが必要となりERPシステム単体のソフトに比べ割高となることもあります。
②マスタ連携では2つシステムで常に2重管理となり、かなり無駄な管理と費用がかかってしまいます。
③生産管理システムを日本のソフトで動かす場合、在庫金額が管理されてないことがあり、タイで必要なStock Card(先入先出法、移動平均法、月次平均法などが必要)、関税処理(関税や輸送費などを在庫費に加算する必要がある)などがあり日本の生産管理では対応できず、会計システムで対応する必要があります。この場合2重に受払い入力する必要がでてきます。
④原価管理(標準原価、実際原価、予算原価)は、本来会計システムの経費情報と連携して算出することが正しい。1つのERPシステムとなっていない場合、原価管理システムを別途作る必要があります。
SimLex ERPシステムの概要
SimLex ERPシステムはタイでも数少ない日系の製造業向けERPで、生産管理・販売管理と会計システムが1つの連携したシステムです。
ERPシステムはセールス管理のInvoice/Advance/Debit Note/Crdit Note、購入品・外注品管理のInvoice/Advance/Debit Note/Crdit Noteが会計システムと連携します。
会計システムと連動する場合、必ず承認入力を必要とします。承認入力にて自動仕訳が生成されます。
生産管理・販売管理では、セールス管理・基準日程生産計画(MPS)、資材所要量計画(MRP)、購入品・外注品管理、在庫管理、原価管理を実装しています。
タイ歳入局 e-Taxの対応
SimLex ERPシステムはタイで最近始まったe-Taxに対応しました。e-Taxの対応により容易に歳入局への税金申請が簡単になります。
SimLex ERPシステム機能概要
SimLexシリーズでの基本機能は大きく生産管理と会計に分かれます。生産管理は基本通りの生産管理となっており非常に使いやすいものとなっています。また会計はタイとインドネシアにローカライズしています。
また、各処理別に業務フロー通りのメニューが用意されていますので、日本人にもローカルスタッフにもわかりやすい操作性となっています。
生産管理処理一覧
セールス管理
- 顧客P/O入力、P/O受け書・P/O確認書の印刷。
- ローカルインボイスとエクスポートインボイスに対応。
- エクスポートインボイスの対応規格は、CIF・FOB・C&F・DDP・DDU。
- エクスポートインボイス・パッキングリストのパレット管理。
- ローカル出荷指示書・エクスポートパッキングリストの発行と実績入力。
- 前払い入力、デービットノート/クレジットノート入力。
- 見積書の作成機能と見積書の印刷。
- P/O、Invoiceの承認入力。
- 顧客別売上実績、エンドユーザ別売上実績、大分類/中分類/小分類別売上実績
- 金型などの特注品品目マスタ、部品表の生成
- 月度進捗表、月度出荷スケジュール表、週間出荷スケジュール表、出荷司直遅れの印刷
基準日程生産計画 (MPS)
・顧客P/Oより、必要に応じロット分割して、納期と数量を変更可能。
・顧客別内示データを作成でき、いつでも削除・追加可能。
・MPS単位の製番別在庫表示。
資材所要量計画 (MRP)
・基準生産計画をもとに、いつでも資材所要量計算が可能。
・通常の在庫引当型MRPおよび製番管理型MRPに対応。
・品目別に確定期間・内示期間を設定可能。
・最大所要量計算期間は1年間。
・ロジックとして、ロットまとめ、日数まとめが可能。
・MRPシミュレーションによる有効在庫検証。
生産指示・実績管理
- 手入力されたオーダの生産指示を編集。
- 生産指示書の発行。期間別設備別オーダおよび製番管理の生産指示書印刷。
- 不良要因別実績の入力と編集機能。
- 生産実績入力。バーコードを対応しており、オーダ別、製番別に可能。
- 現品票、ピッキングリスト、進捗遅れ表の印刷。
- 正展開によるロットトレースの表示。
- P/O、Invoiceの承認入力。
- 仕入先別購入実績、エンドユーザ別購入実績、大分類/中分類/小分類別購入実績
- 月度進捗表、月度出荷スケジュール表、週間出荷スケジュール表、出荷司直遅れの印刷
購入品管理
- MRPから自動計算されたオーダまたは手入力されたオーダを編集。
- P/Oの発行。仕入先別にオーダを印刷。
- 受入実績入力。バーコードを対応しており、P/O別に可能。
- 前払い入力、デービットノート/クレジットノート入力。
- 現品票、注文残明細表、原材料入庫明細表、進捗遅れ表の印刷。
- 海外購入品の関税入力。
- 逆展開によるロットトレースの表示。
- P/O、Invoiceの承認入力。
- 仕入先別購入実績、エンドユーザ別購入実績、大分類/中分類/小分類別購入実績
在庫管理
- 現在在庫は、ロケーション別在庫と品目別在庫をもっており、リアルタイムで更新されます。ロット別在庫をまで管理しますと、ロケーション別ロット別在庫まで管理できます。
- 棚卸在庫処理は、ロケーション別に実施できるようになっています。会計の在庫初期値としても利用されます。
- 入出庫入力・在庫移動・在庫品目振替処理において、ロットNo管理や有効期限期限管理ができます。
- 様々な処理により入出庫履歴が生成されます。入出庫履歴より、Stock Cardを自動生成します。Stock Cardは、先入先出法、後入先出法、Averageが可能です。
入出庫管理
- 標準入庫処理にて、入庫情報を入力。
- 標準出庫処理にて、出庫情報を入力。
- 在庫移動処理にて、ロケーション間の移動を入力。
- 在庫振替処理にて、ロケーション間の品目振替を入力。
- 在庫移動実績の表示。
- 在庫振替実績の表示。
- 入出庫履歴の表示。
棚卸在庫管理
- ロケーション別に棚卸データを作成。
- 作成された棚卸データを編集し、現在在庫への反映と月次在庫を作成。
- 月次在庫を表示
- 入出庫履歴の表示。
標準原価・実際原価管理
- 完成品別に標準原価・実際原価を算出。購入品、外注品については通貨変換。
- 品目別の標準原価・実際原価および積上原価を算出。
- 実際の製造時間と工程別チャージコストより、製造実際原価を算出し、材料は実際に使用した材料コストより実際総合原価を算出。
生産基礎マスタ
- カレンダーマスタ、国マスタ、通貨マスタ、為替レートマスタ、税グループマスタ
- 支払条件マスタ、銀行マスタ、客先銀行マスタ、会社マスタ、顧客マスタ、仕入先マスタ
- 担当者マスタ、倉庫マスタ、エリアマスタ、ロケーションマスタ、入出庫区分マスタ
- 工程マスタ、設備マスタ、BOIマスタ
- 製造品品目マスタ、購入品品目マスタ、単位マスタ、大分類・中分類・小分類マスタ
- 製品構成マスタ、販売単価マスタ、購入価格マスタ、カテゴリーマスタ
会計処理一覧
仕訳入力
・Voucher Entry, Received Voucher, Payment Voucherなどの仕訳入力が可能。
・Dabit / Creditの調整機能。
・総勘定元帳の容易な検索機能。勘定科目別仕訳履歴検索。
・固定資産・定期仕訳の入力と月次処理による自動仕訳
・キャッシュフローの入力と印刷
銀行処理
・銀行トランザクションの入力処理。
・受取小切手のトランザクション処理。
・発行小切手のトランザクション処理。
月次処理
・仕訳の確定処理。
・固定資産、定期仕訳の月次仕訳自動作成。
・AR、AP、Bank、Cashの為替変動による再評価。
・Priodic Inventory の月次自動仕訳。
会計各種帳票
・勘定科目表、総勘定元帳、受領明細、支払明細、仕訳バウチャー、経費明細
・トライアルバランス、貸借貸借表、損益計算書、キャッシュフロー、製造コスト
・固定資産台帳、固定資産減価償却明細、固定資産集計表
・定期仕訳票表、定期仕訳バランス、定期仕訳集計表
・銀行レポート、受取小切手、受取小切手、発行小切手、未処理・返品・不渡小切手
・顧客別売掛金、顧客別売掛金Aging、顧客別売掛金Agingサマリー、
・仕入先別買掛金、仕入先別買掛金Aging、顧客別買掛金Agingサマリー、
・顧客別売上、品目別売上、税務署提出用消費税、税務署提出用Withholding Tax
・仕入先別仕入、品目別仕入、消費税表、Withholding Tax表
・その他各種