タイでのE-TAXについて
タイでE-TAXの4つの方式
現在タイ歳入局にて通達されているE-Taxの実施方法は4つあります。
1.E-TAX By E-MAIL:E-MAIL利用した方式。
2.E-TAX UPLOAD:xmlファイルを歳入局にアップロードする方式。
3.E-TAX PROVIDER:サービスプロバイダーを利用する方式。
4.E-TAX Host to Host:自社サーバーと歳入局のサーバーを直接接続し、自社サーバーから直接ファイルを受渡す方式。
E-TAX By E-MAIL
自社にてINVOICE RECEIPT PAYMENT RECEIPTなどをまとめたPDF/A3(通常のPDFとは異なります)を作成し、相手方企業に歳入局へのCC付きで送信すると、歳入局からの承認メールが来ます。SimLexはこの形式で開発実施しております。
E-TAX UPLOAD
自社にてデジタルサインがされたxmlファイル(INVOICE RECEIPT PAYMENT RECEIPTなどの明細を出力したもの)を歳入局のウェブサイトにアップロードする
E-TAX PROVIDER
サービスプロバイダーを利用する形式です。E-TAXを専門事業として行っている業者に依頼し、歳入局とのやり取りを依頼する形式になります。SimLex社の顧客でもこの方式で運用されている企業の実績があります。
一番簡易に実施可能な方式かと思われます。
E-TAX Host to Host
自社サーバーと歳入局のサーバーを直接接続し、自社サーバーから直接ファイルを受け渡す形式です。難易度と費用が他の方式比べ高くなります。
歳入局の参照サイトとデジタルIDの登録
下記ウェブサイトにて資料を閲覧可能です(タイ語のみ)
また、いずれも方式であっても最初に歳入局に登録する際に、デジタルIDの登録が必要となります。
登録ウェブサイトはこちらになります。 https://www.thaidigitalid.com/homepage/
このサイトにデジタルIDを申請し、完了後歳入局へE-TAX申請する際に使用します。
SimLex社の推奨方式
弊社といたしましては、1,または3の形式を推奨しており、実際に顧客運用もしております。懸念点といたしましては、歳入局から提示されている資料が現状タイ語しか存在しないため、日本人にとって要点は把握できますが、細部までの理解が難しいことになります。
まずはE-TAXだけということであれば、3の方式を検討するのが一番近道と思われます。
SimLex Developmet Co., Ltd. 古賀 敏生
九州大学を卒業後、大手ベアリング会社に就職し生産技術研究所にて工程設計を経験し、38才で独立後スケジューラ・生産管理システムを中心とした開発・販売を実施した。その後、タイにてSimLex Development Co., Ltd.を設立し、0ベースよりERP・生産管理システム・会計システムを開発・販売し現在に至る。